大雪に思う 岐阜市も岐阜県も変化に富んだ地域です

温暖化のため、雪が降ることは減ってきているものの、今日の雪は格別です。岐阜市は、北に行くほど雪が多く降ると言われており、川を超えると雪深くなるといいます。だから、同じ岐阜市に住んでいても、南部の岐阜県庁の本庁舎がある辺りと、岐阜市役所がある辺りと、長良川より北の地域とでは雪に対する感覚も備えも違ってきます。しかし、今日の雪は、市南部の地域を含めたくさん降り積もりました。岐阜は、車がないと移動に不便なため、スタッドレスタイヤは必需品です。とはいえ、市内でも雪の降る量に違いがあり、車の冬装備に対する考えも違います。冬用タイヤと夏用タイヤの両方が必要なのは、費用の面で負担です。これを節約する方法として聞くのは、2台以上車のある家庭では、1台のみ冬用タイヤにするとか、雪が降ったら外出しないとか。しかし、これもなかなか難しいもの。面倒でも車は冬用タイヤにしておくのがよさそうです。費用の点は、国に対してのお願いですが、車に対する税金を安くするとか、ガソリンの消費税の二重課税をなくすとかしてもらって、そこで浮いたお金を回したいですね。冬用タイヤをはかずに積雪、凍結路を走行すると道路交通法違反になるのだとか。だったら、費用も便宜を図るべきでしょう。

岐阜市以上に変化に富むのが岐阜県です。飛騨地方が雪国であることは全国的に知られているけれど、実は岐阜市より西に行くほど雪が降ります。それは、関ヶ原に近づくからといえば分かりやすいでしょうか。東海道新幹線も、岐阜羽島駅から米原駅の間にある関ヶ原の峠の影響で、雪が降るとダイヤが乱れたりしますよね。それは日本海側から、雪雲が流れてくるから。そして、流れ込むのは雪だけでなく、伊吹山にぶつかった風も山を越えて東海地方の平野に吹き荒れます。これが、伊吹おろしです。だから西濃地方は、冬に風も強く吹きます。かと思うと、西濃地方の南にある海津市では、ミカンが取れます。温暖な地域で栽培されるミカンが県西南部で取れるわけです。合掌造りで有名な白川郷と同じ県内でミカンが取れるのです。岐阜県西部で雪が多い一方で、実は東濃ではあまり雪が降らない。有名な妻籠、馬籠がある中津川は、内陸部であまり雪が降らない。でも、かなり寒いという話です。また、一方で、東濃にある多治見市は全国屈指の暑い市です。こんなに変化に富む岐阜県だから、県内を回るだけでも話が尽きない。ないものは、海ですね。なんて思った大雪の日でした。