長良川鉄道 観光列車ランチプラン

岐阜市から日帰りの観光を紹介します。
ゴールデンウィークを利用して長良川鉄道の観光列車に乗ってきました。

目次

予約方法

予約方法は電話での申込方法しかないようです。空き状況と現在予約できる期間がホームページに出ていますので、確認しながら予約してください。電話で申し込むと予約日の1か月前に料金の振り込み用紙が送られてきます。早くに予約しても1か月前にしか振り込み用紙は送られてこないようです。料金を振り込むとチケットが送られてきます。

アクセス

長良川鉄道はもともと国鉄の越美南線(岐阜県美濃加茂市から岐阜県郡上市白鳥町まで)が第三セクターとなったものなので、高山線の美濃太田駅が下り線の始発となります。岐阜駅から美濃太田駅までは普通列車で片道510円かかり、約30分で着きます。名鉄鵜沼駅と高山線の鵜沼駅は隣接しているので、名鉄から乗り継いで来ることもできます。美濃太田駅に着いたら、改札を出て左手に進んでください。すぐに長良川鉄道の乗り場があります。観光列車にはトイレがないので、乗車前に済ませておきましょう。

美濃太田駅から大矢駅まで

列車に乗り込むとすでに木箱に入ったお料理が席に容易されています。出発を待って手をつけるもよし、席に着くなり食べ始めるのもよし、おいしい料理を楽しみましょう。予約時にお酒をオーダーするがどうか聞かれます。しかし、予約時に頼まなくともお酒を注文できます。ただし、キャッシュ・オン・デリバリーなので、お酒が運ばれてきたらお金を払ってください。
長良川鉄道は、その名の通り長良川の川沿いに北上していくのですが、それは美濃駅を過ぎてからです。ちなみに、岐阜県には美濃市と美濃加茂市があって似て非なる市です。美濃市は、ユネスコ無形文化遺産に指定された本美濃紙で有名なところです。美濃加茂市は、中山道太田宿のあった歴史のある町です。10時45分に美濃太田駅を出発し、長良川と対面できるのは11時20分頃です。それまでは、のどかな田舎の風景の中を電車は進みます。

濃姫の玉手箱と名づけられたこの木箱には14種類ものお料理が詰められています。これだけあるとどれから食べるか迷ってしまいます。彩もよく、おいしかったですよ。

そして私が一番気に入ったのがこちら。

「飛騨牛のしゃぶしゃぶコンソメとともに」です。スープは別で運ばれてくるのですが、スープを注いでああでもないこうでもないと写真を撮っていたら、肉の油の甘みがスープに溶け出して、なんとも言えないおいしさでした。この甘みを出すためにシェフも苦労されたそうです。自慢の一品だけあって、本当に美味しかったです。

舞茸の炊き込みご飯で食事は終了です。後はお楽しみのデザートです。

さて、その間も観光列車はゆっくりと進みます。景勝地では、さらにスピードを落としてくれます。車内のアナウンスもあって、十分景色を楽しむことができますよ。列車は右岸を走ったり左岸を走ったり何度か入れ替わるので、列車のどちら側の座席に座ることになったとしても、十分楽しめます。

大矢駅で、10分間停車します。上り列車との待ち合わせと、トイレ休憩も兼ねています。シャッターチャンスでもあるので、記念撮影をどうぞ。

大矢駅から郡上八幡駅

この駅を出発すると、いよいよデザートとなり、郡上八幡駅も近いづいてきます。

今回のデザートはフルーツの盛り合わせと、ガトーショコラ、ブルーベリーのパンナコッタでした。いちごが大きくてみずみずしく甘かったです。ガトーショコラも濃厚で、パンナコッタがガトーショコラの濃厚さを中和してくれているみたいです。飲み物はメニューに入っていないので、別に注文してください。コーヒー(ホット、アイス)と紅茶(ホット、アイス)がそれぞれ200円です。

デザートを頂いてしばらくすると、郡上八幡駅に到着です。2両編成のうち、1両はランチプランで使用され郡上八幡駅が終点です。もう1両はビュープランで使用され、さらに北濃駅へ向かいます。北濃駅は、平成30年4月24日にマツコの知らない世界で悲しい終着駅として紹介されていましたね。

おみやげ

列車に乗り込んだ時に、長良川鉄道のロゴの入った500mlのペットボトルが席に用意されていました。そして、下車時には、郡上市明宝村の特産品であるトマトケチャップをいただきました。これ、郡上市のふるさと納税の返礼品にもなっている特産品です。瓶入りでちょっと重いのがたまにキズですが、思いがけないおみやげにうれしくなりました。

旅のプラン

長良川鉄道では、数種類のプランを用意しています。私は、往復のランチプランとスィーツプランのセットを頼みたかったのですが、スィーツプランは平日の金曜日のみなので、休日となるゴールデンウィークではかないませんでした。岐阜市から行くには、観光列車そのものが目的なら、往復のセットプランをチョイスするのがよいでしょう。遠方からお越しの方は、上りもしくは下りのどちらかに取り入れると旅のプランが立てやすいのではないでしょうか。

ゴールデンウィークが終わり、夏休みのプランを立てる時期ですね。8月以降の予約が6月1日から受付開始だそうです。徹夜踊りに来るもよし、岐阜市を観光してから足を伸ばすのもよし。ぜひぜひ長良川鉄道の観光列車に乗ってみてください。