2代目岐阜県庁舎
岐阜市役所の建て替えに続き、岐阜県庁舎も建て替えるそうですが、現在、岐阜市薮田南にある岐阜県庁舎は3代目の建物です。新しくできる建物は4代目ということになりますね。
さて、2代目の岐阜県庁舎が残っているのをご存じでしょうか。それは、メディアコスモス(岐阜市立図書館)の隣に建っている建物です。
これは、大正時代に建てられたもので平成25年3月31日まで実際に使われていました。
ここには岐阜県税事務所があったので、そこへ用事があったので行ったことがあります。
ドラマのロケーションに使ってほしい建物
正面玄関から中央ホール、階段へと続くところは、明治大正時代のドラマに出てくるかのようでした。ここでロケをしたらどうかと思うくらいだったのです。廊下はみしみしときしみ、子どもの頃、かすかに残る木造校舎の記憶がよみがえりました。
正面に続く道路から見る景観もなかなかいいと思うのですが、現在は岐阜市役所の新庁舎建設のため写真左側は工事中です。
このように、ドラマに使えるのではという印象があったのですが、それとともにここで働くのは嫌だなと思いました。歴史があるのはいいのですが、その代わりに、きっと壁には断熱材が入っていないでしょうし、すきま風もあるのではいかと想像できたからです。
後世に残してほしい建物
歴史のある建物なので、ぜひ後世に残して観光資源として利用してほしいものです。岐阜市には観光資源が乏しいと感じるだけに何とか有効活用してほしいです。新聞には保存していくことを模索しているというようなことが書いてあったように記憶しています。しかし、閉庁を伝える新聞記事にもあったのですが、保存にはやはりお金がかかるそうです。
保存のために、金の信長像のように岐阜市民から寄付を募ってもいいと思うし、最近流行りのクラウドファンディングを活用して何とか費用を捻出して欲しいです。公開してからは、見学にお金を徴収してもいいし、ホテルに活用してみたら面白いと思うのですが。何はともあれ残してほしいですね。